プレスリリース

 
  • 【記者発表】脳体積による精神疾患の新たな分類を提案 認知・社会機能と関連 精神疾患の新規診断法開発への発展に期待

    発表のポイント  本研究では日本全国での多施設共同研究体制のもと、14の研究機関が連携して、4大精神疾患 (統合失調症、双極性障害、大うつ病性障害、自閉スペクトラム症)(注1)におけるMRI脳構造画像(注2)を用いた大脳皮質下領域構造(注3)についての大規模解析を行いました。  大脳皮質下領域構造の体積によるデータ駆動型の新たな分類を提案し、この分類が認知機能および社会機能と関連する… More
     
  •  
  • 【記者発表】自閉スペクトラム症の知覚を体験することで ネガティブな感情が改善される

    発表のポイント  自閉スペクトラム症(ASD)知覚体験シミュレータを利用したワークショップに参加することで、参加者がASDに抱くネガティブな感情が改善されることがわかりました。  シミュレータによってASDの非定型な知覚を体験することで、定型発達者がASDに対してどのような印象を抱くのかは未解明でした。本調査では、ASDに対する態度を多次元的に評価する質問紙を用いることで、ASDの… More
     
  •  
  • 【記者発表】自閉スペクトラム症(ASD)とADHDの合併症の神経基盤 ――ASD/ADHD合併症は単純な重ね合わせではない――

    発表のポイント  頻繁に報告される自閉スペクトラム症(ASD)と注意欠陥多動症(ADHD)との合併症は、神経科学的には実は、ASDとADHDの重ね合わせではない可能性があることを明らかにしました。  特にASD/ADHD合併症例のADHD様の行動は、純粋なADHDとは異なる神経メカニズムによって生まれている可能性が判明しました。  ASD/ADHD合併症の診断概念や薬物治療… More
     
  •  
  • 【記者発表】恐怖はどのような神経メカニズムを介して 生物の視覚応答にバイアスを与えるのか?

    発表のポイント  恐怖を感じたショウジョウバエは、平常時には無関心だった物体から逃走することを見出しました。  脳内の特定神経細胞がシータ活動することが、恐怖を感じたときに視覚物体からの逃走を誘発することが分かりました。  本研究の成果は、恐怖が視覚応答にバイアスを与える普遍的な神経メカニズムの解明につながる可能性があります。

    恐怖による視覚応答バイアスを担う神経メカニズム

    &… More

     
  •  
  • 【記者発表】統合失調症、うつ病、双極性障害に関連した脳内ネットワーク異常を発見

    統合失調症、うつ病、双極性障害に関連した脳内ネットワーク異常を発見

    1. 発表者:
    小池 進介(東京大学 大学院総合文化研究科 附属進化認知科学研究センター 准教授/東京大学 国際高等研究所ニューロインテリジェンス国際研究機構(WPI-IRCN)連携研究者)
    石田 卓也(和歌山県立医科大学 神経精神医学講座 助教/東京大学 大学院総合文化研究科附属進化認知科学研究センター 特任研究員(研究当時))

    2. 発表のポイント… More

     
  •  
  • 【記者発表】幻聴に関連した脳構造特徴を発見

    幻聴に関連した脳構造特徴を発見

    1. 発表者:
    小池 進介 (東京大学 大学院総合文化研究科 附属進化認知科学研究センター 准教授/東京大学 国際高等研究所ニューロインテリジェンス国際研究機構(WPI-IRCN)連携研究者 )
    曾根 真理 (東京大学 大学院総合文化研究科 附属進化認知科学研究センター 学術専門職員(研究当時))

    2. 発表のポイント:
    ◆  統合失調症の幻聴の有無による脳構造の変化を比較的大規模なデータセ… More

     
  •  
  • スパイキングニューラルネットワークを⽤いた 新⽅式 In-memory computing 回路の提案

    スパイキングニューラルネットワークを⽤いた 新⽅式 In-memory computing 回路の提案

    【発表者】

    酒⾒ 悠介 (千葉⼯業⼤学 数理⼯学研究センター 上席研究員)
    森野 佳⽣ (九州⼤学 ⼤学院総合理⼯学研究院 准教授)
    森江 隆 (九州⼯業⼤学 ⼤学院⽣命体⼯学研究科 特任教授・名誉教授)
    細⾒ 岳⽣ (NEC デジタルテクノロジー開発研究所 主幹研究員)
    合原 ⼀幸 (東京⼤学 特別教授・名誉教授/東京⼤学国際⾼等研究所ニューロインテ… More

     
  •  
  • 【記者発表】数理モデルを用いた白血病治療薬の効果の患者別早期予測手法の提案

    数理モデルを用いた白血病治療薬の効果の患者別早期予測手法の提案

    1. 発表のポイント:

    ◆慢性骨髄性白血病の治療薬であるニロチニブの治療効果を、患者ごとにかつ早期に予測できる数理モデルを開発した。
    ◆ニロチニブは慢性骨髄性白血病患者の白血病細胞の量を劇的に低減するが、その有効性は個々の患者によって異なる。本研究では一般的な血液検査データのみを用いて、白血病細胞および正常な白血球細胞の末梢血中の量の時間変化… More

     
  •  
  • 【記者発表】新型コロナウイルス感染者の隔離短縮は可能か? ~隔離終了タイミング検証のシミュレータを開発~

    新型コロナウイルス感染者の隔離短縮は可能か?
    ~隔離終了タイミング検証のシミュレータを開発~

     国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学大学院理学研究科の岩見 真吾 教授は、米国インディアナ大学の江島 啓介 助教らとの共同研究で、抗原検査注1)により新型コロナウイルス(COVID-19)感染者の隔離を終了するタイミングを検証するためのシミュレータ(シミュレーションのためのソフトウエア)を新たに開発しました。
     これに… More
     
  •  
  • 【記者発表】大脳神経回路形成の新戦略――大脳皮質の多数の領野を結ぶ結合を効率よく作るための並列モジュール戦略を解明

    大脳神経回路形成の新戦略――大脳皮質の多数の領野を結ぶ結合を効率よく作るための並列モジュール戦略を解明

    1. 発表者:
    大木 研一(東京大学 大学院医学系研究科機能生物学専攻 教授/Beyond AI研究推進機構 教授/国際高等研究所ニューロインテリジェンス国際研究機構 主任研究者(WPI-IRCN))
    村上 知成(東京大学 大学院医学系研究科機能生物学専攻 助教)

    2. 発表のポイント:
    ◆複雑な脳神経ネットワーク… More

     
  •