ニューロインテリジェンス国際研究機構(IRCN)では『ヒトの知性はどのようにして生じたか?』という人間の究極の問いに迫ります。IRCNは世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)に採択され、2017年10月に東京大学内に発足した研究機構です。神経回路発達の基礎研究・精神疾患の病態研究・人工知能(AI)等の技術研究を有機的に結びつけ、それらの融合による相乗効果によってヒトの知性を実現する柔軟な神経回路の形成原理を明らかにしていきます。我々は次世代型の計算論的神経科学を発展させ、神経発達障害による精神疾患の克服に貢献することも目標としています。
2025年4月17日
特任研究員(特定有期雇用職員)2名(応募締切:2025年5月31日(土)日本時間17:00 採用者決定次第締切)
河西研究室では電気生理学、2光子顕微鏡、光遺伝学、分子生物学、行動実験、数理解析などを組み合わせて、シナプス形態可塑性と記憶・認知機能・精神疾患の研究を開拓して来ました。最近ではシナプスの力学的伝達することを発見し(Nature 2021)、その特性の調査や認知機能への役割を調べ(Science 2024)、認知機能の数理的な基盤を開拓する先鋭的な研究を推進しています。JSPS 基盤研究(S)ST-CREST, AMED脳統合を獲得し、研究員、特任教員を複数募集しています。学術振興会PD に応募される方は歓迎いたします。
2025年2月10日
助教(特定有期雇用職員)1名(応募締切:2025年4月30日(水)日本時間17:00 採用者決定次第締切)
IRCNでは、2024年度に、「Athlete Cognitive Neuroscience によるイップス研究とその展開・応用」に関するプロジェクトを開始しました。
このプロジェクトでは、熟達競技者を対象にしたイップス状態に関与する脳活動計測とデータ解析に取り組み、それにより得られた知見をNeuroinspired AIの開発に向けた機構全体の取組に活用するとともに、イップス症状の軽減に向けた新規手法の開発を目指した研究を行います。
プロジェクト統括者の教授を補佐し、プロジェクトの立ち上げ、関係機関との連携体制構築・連携推進に貢献する意欲の高い助教を募集しております。