2025年9月5日、聖光学院中学校高等学校と洗足学園中学高等学校の生徒37名が、東京大学ニューロインテリジェンス国際研究機構(WPI-IRCN)を訪問しました。生徒たちは精神疾患の理解や支援、脳科学、ロボティクスの最先端研究に触れたり、研究者との交流を通して学びを深めたりしました。

まず、聖光学院中学校高等学校出身であるIRCN主任研究者の笠井清登教授が、自身が精神科医を志すきっかけとなった中高時代のエピソードを紹介しました。その後、「精神疾患の新しい理解と支援のあり方」をテーマに講演を行い、統合失調症の研究や、患者と研究者が協働する支援の取り組み、最新の研究成果などを紹介しました。

長井研究室の見学では、長井志江IRCN特任教授が、VRやロボットを活用した発達障害や精神疾患支援の最先端研究について解説しました。異分野の研究者が集まる国際色豊かな研究室で、生徒たちは、表情や脳波、脈拍などから感情を推測する装置や、神経回路モデルを用いたロボットの実験を体験し、研究の現場を身近に感じました。

交流会では、中田星矢特任研究員をはじめとする若手研究者が、高校時代から現在に至る研究の歩みや専門分野の広がり、さらに分野横断的な知見が研究にどう活かされるかを紹介しました。アンケートでは将来の選択肢を考えるきっかけになったと答える生徒も多く見られました。

今回の訪問は、生徒たちにとって普段触れることのできない最先端研究に出会う貴重な機会となり、将来の学びやキャリア選択に新たな視野を広げる一日となったことでしょう。

笠井清登教授の講演
長井IRCN特任教授による解説
(長井研究室見学)
若手研究者との交流会


<参考情報>
▶ 笠井清登 IRCN主任研究員・東京大学大学院医学系研究科 精神医学 教授:
https://ircn.jp/mission/people/kiyoto_kasai
▶ 長井志江 IRCN特任教授:
https://ircn.jp/mission/people/yukie_nagai
▶ Cognitive Developmental Robotics Lab (長井志江研究室):
https://developmental-robotics.jp/