2026年2月1日(日)、東京大学伊藤国際学術研究センター(伊藤謝恩ホール)にて、東京大学ニューロインテリジェンス国際研究機構(WPI-IRCN)、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構(WPI-Kavli IPMU)、東京科学大学地球生命研究所(WPI-ELSI)のWPI3拠点が共催する第11回合同一般講演会「起源への問い」を開催しました。

 本講演会では、宇宙・生命・知性の起源をテーマに、各分野の最先端研究が紹介されました。IRCNからは大木研一副機構長・教授が登壇し、「人工知能の始まり―脳から人工知能へ」と題して講演を行いました。人間の脳を模した機械を作るという問いから始まった人工知能研究の歴史を、神経回路の仕組みや情報処理の観点から概観するとともに、近年の生成AIの進展に至る流れを紹介しました。さらに、こうした技術の発展が「知能とは何か」「理解とは何か」といった根源的な問いを改めて提起している点について紹介しました。

 アンケートでは、脳の仕組みと人工知能の関係を通じて、知性や理解の本質を考える機会になったとの回答が寄せられました。また、人工知能が『理解している』とはどういうことかという問いへの関心も示されました。

 当日は会場に166名、オンラインに466名の合計632名にご参加いただきました。「起源を問う」という壮大なテーマに触れ、知的好奇心を刺激される貴重な時間となりました。

大木研一 IRCN副機構長・主任研究者・教授

哲学者のモデレートによる鼎談