2025年7月18日、WPI-IRCNに、欧州連合(EU)主催の科学コンテスト「European Union Contest for Young Scientists 2024(EUCYS)」で入賞した大学生4名が見学に来られました。この訪問は、欧州委員会および駐日EU代表部が主催する来日プログラムの一環として実現されたものです。
https://eucyskatowice2024.eu/projects/
ラボツアーでは、IRCN内の最先端の研究環境を実際に見学していただきました。
▶ 岡田康志研究室(担当:黒田真史 特任助教、谷口大相 博士研究員)では、脳全体を迅速かつ高解像度で3次元撮像する技術を紹介しました。独自開発したライトシート顕微鏡を用いて、複雑な神経ネットワークが可視化できることを示しました。
▶ イメージングコア(担当:根東覚 コアマネージャー、特任准教授)では、視覚情報処理を担う大脳皮質における神経細胞および回路の研究について紹介しました。マウスをモデル動物として、2光子顕微鏡、光遺伝学、神経回路トレーシングなどの手法を用いて、単一神経細胞および神経回路における情報処理の原理を明らかにすることを目指しています。これらの知見は画期的的な人工知能の構築にも貢献しうると期待されています。



