2026年4月21日、プリンセス・チュラポーン・サイエンスハイスクール チェンライ校から生徒11名、教員2名、東京学芸大学附属高校の教員4名がIRCNを訪問しました。
はじめに、Zenas Chao准教授が、IRCNが文部科学省「世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)」の拠点であることや、夏に開催される「IRCN Neuro-inspired Computation Summer Course」など、IRCNの活動について紹介しました。続いて、Chao研究室の概要説明の後、同研究室の研究者有志2グループ(Team Vivo/Team Vitro)が対話型の講義およびデモンストレーションを行いました。
Team Vivo
『At what moment is your brain the most creative(どんな時に脳が最も創造的であるか)?』
Yi-Yuan Huan特任助教、John Kyle Cooper博士研究員、Chatrin Phunruangsakao博士研究員による講義では、まず、生徒たちはAlternative Uses Testにチャレンジし、人およびAIによる評価の比較を通して、創造性とは何か、それをどのように測定するかについて考えました。次に、実際に生徒の脳波を測定し、脳の活動から創造性の指標をリアルタイムで計算するシステムを体験しました。
最後に、脳の活動を測定する様々なデバイスを実際に手に取るなどして、リラックスした雰囲気の中、活発な質疑応答が行われました。
Team Vitro
『How your brain predicts the world: an introduction to predictive coding(脳は世界をどのように予測するのか:予測符号化の紹介)』
Amit Yaron特任助教、Sali Abudoureheman(医学部大学院博士課程)による講義では、まず、生徒たちは、見たり聞いたりするものが脳の予測の影響を受けることを体験し、予測誤差や予測符号化について学びました。次に、培養神経細胞による予測符号化や、培養神経細胞とロボットをつないだ実験の結果が紹介され、最後に、培養神経細胞の活動を可視化するシステムのデモンストレーションに参加しました※。
※本デモンストレーションは、秋田大 助教(東京大学大学院情報理工学系研究科)のご協力により実施しました。
おわりに
生徒の皆さんは、講義を通じて、脳の機能について自ら考え、それを積極的に表現してくれました。今回の訪問が神経科学や脳研究への理解を深める機会となり、多くの刺激や学びにつながることを願います。
<参考情報>
▶Zenas Chao准教授: https://ircn.jp/mission/people/zenas-c-chao


