去る1月27・28日の両日にわたり、IRCN‐ストックホルム大学群[ストックホルム大学、スウェーデン王立工科大学(KTH)、カロリンスカ研究所]と、合同ワークショップ ” Neuronal Circuit and Intelligence”が、山上会館大会議場(1月27日)・鉄門記念講堂(1月28日)において開催されました。ストックホルムの3大学・研究機関からはストックホルム側のオーガナイザーであるMaria Lindskog 博士をはじめ9名の研究者が来日し、ニューロインテリジェンス国際研究機構(IRCN)の代表8名とともに以下6テーマに基づいて講演と議論を行いました。

1. Attention & Social Communication
2. Olfaction & Parental Behavior
3. Excitatory-Inhibitory (E-I) Balance
4. Network Dynamics
5. Basal Ganglia
6. Synaptic Plasticity

また、ワークショップ2日目午後にはIRCN所属の若手研究者も交えたテーマごとのBreakoutセッションの機会を持ち、将来的に持続可能な4機関における学際的なコラボレーションの仕組みについて活発な意見交換がなされました。最後にヘンシュ貴雄機構長より、今後の交流について研究を基盤とした教育活動を相互に協力しあうことで人的交流を推進することなどが提案されました。

このワークショップは、東京大学の戦略的パートナーシップ大学プロジェクトの一環として行われ、IRCNだけでなく本学の他部局からの教職員、学生も含め70名を超える参加がありました。東京ではもっとも寒かった1月の2日間でしたが、ストックホルムからの研究者に刺激を受けた若手研究者・学生の高揚感を熱く共有した2日間でした。2020年秋にストックホルムで予定されている次回の合同ワークショップまでに、さらなる交流の発展が期待されます。

*詳細につきましては英語ページ、当日のプログラムについてはこちらもご参照ください。

文責: ワークショップ オーガナイザー 木村昌由美