宇宙・地球・生命…その起源はどのようなものだったのでしょう。私たちは歴史のなかで、たえずこの問いに向き合ってきました。
東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)、東京工業大学地球生命研究所(ELSI)と当機構との合同一般講演会「起源への問い」では宇宙・地球・生命の起源について、今どこまで解き明かされているかその最先端のサイエンスをわかりやすくお話しするとともに、起源を問うとはどういうことなのかという根源的な話題について、サイエンティストの対話を哲学者がモデレートします。

皆様のご参加をお待ちしております。

日時: 2020年2月16日 13:00-17:00(開場12:30)

会場: 日本科学未来館 未来館ホール(お台場)
            〒135-0064 東京都江東区 青海2-3-6
            •新交通ゆりかもめ 「東京国際クルーズターミナル」下車、徒歩約5分/「テレコムセンター駅」下車、徒歩約4分
            •東京臨海高速鉄道りんかい線 「東京テレポート駅」下車、徒歩約15分

対象: 高校生以上

参加費: 無料(常設展への入場は別途料金が必要です)

定員: 300名
            応募多数の場合は抽選となります
            •抽選は学生、その他の枠を設け各枠内で行います
            •抽選の結果は、当選、キャンセル待ち、落選のいずれかをお知らせいたします
            •キャンセル待ちでお知らせした方には、当日のキャンセル待ちをご案内いたします

申込: 応募フォームよりお申し込みください(2月2日締め切り)

通知: 決定の通知は2月3日頃にご連絡いたします

お問い合わせ: 03-5841-4140 / Email: press*_at_ircn.jp(IRCN広報)*_at_を@に変えてお送りください

*詳細は下記(PDF 4MB)をご参照ください


プログラム
13:15-13:50
講演1: 心の誕生
講師: 岡ノ谷 一夫(IRCN連携研究者、東京大学大学院総合文化研究科 教授)
心とは主観的体験のことで、自分以外の心は間接的にしか理解できません。そもそも心は自然淘汰によって進化した形質なのでしょうか、それとも行動に付随する過程であり、それ自体は機能を持たないものなのでしょうか。鳥やラットを対象として、動物の心に迫ろうとした研究をいくつか紹介します。ヒト以外の動物は時間感覚を持つか、他個体の感情に共感するか、自己の記憶内容を参照して適応的な行動を取れるか、他個体の行動を自己の行動に変換できるか-こうした研究を通して、動物の心のあり方を推測し、心の誕生について議論します。併せて、人工知能に心は宿り得るのかについても議論します。


13:55-14:30
講演2: 安定同位体で探る分子・生物・生態系の起源
講師: 中川 麻悠子 (ELSI特任助教)
地球の46億年にわたる長い歴史の中で、いつ、どのような環境でどのような生態系が生まれたかを理解するため、地球化学者は、当時の地球のありさまを記録する岩石の中の化学情報を解析してきました。そのためには現代の地球における物質循環について、一つの細胞から宇宙規模に至るまで、原子・分子レベルでの法則性を見いだすことが必要です。特に「安定同位体比」は物理条件・生物活動によって変化するため、物質の起源及びその生成・消滅過程を物語る有用な指標です。本講演では、研究者が環境や生物を構成する分子の起源をどのようにたどるのか、最新の分析技術の紹介も含めてお話しします。


14:50-15:25
講演3: 創世の科学と暗黒物質
講師: 松本 重貴(Kavli IPMU主任研究者)
宇宙初期の現象を探る宇宙論とは、すなわち創世の科学です。時空の起源、エントロピーの起源、物質の起源、そして構造の起源を問う研究分野です。最後の構造の起源に関する問いは、如何にして宇宙における銀河や銀河団等の構造が作られたかを明らかにすることで完了しますが、これには暗黒物質(ダークマター)が深くかかわってきます。この暗黒物質について、構造の起源のみならず、その正体をめぐる研究の最前線をご紹介します。


15:30-16:15
座談会: 起源を問うとはどういうことか
モデレーター:鈴木 貴之 (東京大学大学院総合文化研究科 准教授)
起源を問うとはどういうことなのか。異なる領域で起源に迫る3名のサイエンティストの対話を哲学者がモデレートします。


16:20-16:50
講師とのティータイム