2024年12月18日、IRCNは、イタリア・ピサにあるScuola Normale Superiore di Pisa(SNS)との間で協力協定を締結しました。調印式では、SNSのLuigi Ambrosio学長とBIO@SNSのTommaso Pizzorusso所長、IRCNのヘンシュ貴雄機構長が出席のもと、協定書に署名が完了しました。

この協定は、両大学間での研究者や学生の交流、研究インフラの共有を通じて、先端的脳研究の発展を目指し国際共同研究を強化することを目的としています。共同プロジェクトを通じて、脳神経科学研究の分野で直面する重要な課題に取り組む機会を協創していくことが期待されます。

関係部局であるBio@SNSは、特に神経細胞の発達における分子および細胞の基礎研究、脳の発達に影響する遺伝的および環境的要因の相互作用の理解、神経発達障害、幹細胞生物学、神経変性および老化のメカニズム等にフォーカスした世界をリードしている研究機関です。

今回の協定により、両機関は今後5年間にわたり情報や知見を共有し、共通の研究課題を深化させ、それぞれの専門分野における革新を加速させていきます。
SNS学長、BIO@SNS所長、IRCN機構長はこの新たなチャレンジに興奮していると述べ、この合意がますます研究のグローバル化を促進し、学際的な科学への大きな一歩であると確信しています。

【関連情報】
Scuola Normale Superiore di Pisa(SNS)
Laboratorio di Biologia della Scuola Normale Superiore (BIO@SNS)