2025年3月22日(土)16:00-18:00(15時50分から入場可能)
オンライン開催 Zoom ウェビナー
対象 女子中高生、保護者、教員など
参加費無料

私たちの想像を超える緻密で複雑な脳の世界。
その謎めいた世界を探究する女性研究者が最新の脳科学をご紹介します。
Q&Aコーナーでは脳に関する質問から、将来についての悩み相談まで
女子生徒のみなさんが知りたい情報をお届けします。ぜひ気軽にご参加ください。

プログラム

16:00-16:05 概要説明「ニューロインテリジェンスってどんな研究?」
16:05-16:35 講演1 辻 晶『乳幼児の言語学習能力: 社会的・文化的文脈から探る』
16:35-17:05 講演2 木村 梨絵『視知覚の安定性と柔軟性を支える脳のメカニズムを探る』
17:05-17:57 Q&Aコーナー ~疑問に思ったことを質問してみよう!
17:57-18:00 ご案内、閉会




登壇者

乳幼児の言語学習能力: 社会的・文化的文脈から探る



辻 晶

フランス国立科学研究センター(CNRS)パリ高等師範学校 認知科学科 准教授
東京大学ニューロインテリジェンス国際研究機構(WPI-IRCN)連携研究者



乳幼児は驚くべき学習能力を持ち、その鍵は社会的学習にあるかもしれません。乳幼児は、自分の周りの人々や環境から学び、積極的にその環境とやり取りしながら学んでいきます。私たちの研究室では、リアルタイム実験やウェアラブルデバイスを使い、学習のメカニズムを解明中です。また、日本、フランス、他の文化間での違いを比較し、言語習得の多様性を探求しています。




視知覚の安定性と柔軟性を支える脳のメカニズムを探る


木村 梨絵

東京大学ニューロインテリジェンス国際研究機構(WPI-IRCN)特任助教




私たちは外部環境から視覚情報を受け取り、それを基に判断し、行動を決めます。しかし、視覚情報は時間とともに変わったり、状況によって異なったりします。それでも脳は、少し違う情報から過去の経験を基に同じだと感じて、知覚を安定させることができます。一方、大きな変化がある場合などは、知覚を柔軟に変えることも大切です。視知覚の安定性と柔軟性について、ラットを用いた我々の研究を交えて一緒に考えましょう。




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