2026年2月5日、東京学芸大学附属高等学校の「科学見学実習」として生徒30名がIRCNを訪問しました。
講演
藤原寛太郎准教授(IRCNデータサイエンスコア コアマネージャー・准教授/東京大学大学院医学系研究科准教授)が「数理・AIで脳を理解する」と題した講演を行いました。ニューロン活動を微分方程式で記述する数理モデルをはじめ、それを基盤とするAI研究の展開を紹介しました。さらに、予測的情報処理の観点から、人間の脳とAIの共通点・相違点についても解説しました。
研究室見学
講演後、生徒たちは3グループに分かれ、それぞれの研究現場を見学しました。
長井志江研究室では、認知発達ロボティクス研究を紹介しました。生体情報を用いた感情推定やニューラルネットワークを活用したロボット実験を体験したほか、自閉スペクトラム症の知覚体験シミュレータを通じて、最先端の研究に触れていただきました。
ヒューマンfMRIコアでは、MRIの仕組みと、血流の変化から脳活動を可視化する手法を紹介しました。また、こころの発達や精神疾患が、脳の発達・構造的変化とどのように関係しているかを探る研究についても紹介しました。生徒たちは実際にMRI撮像室に入室し、装置を間近で見学することで、最先端の研究環境を体感しました。
イメージングコアでは、視覚情報が眼から大脳へと伝わり、どのように表現されるかを紹介しました。続いて、最新の光学イメージング装置を使用し、視覚刺激を与えたマウスの脳内神経活動をリアルタイムで観察する実験の様子を見学しました。生きたマウスの脳活動を直接とらえる最先端技術に触れたことは、生徒たちに強い印象を残しました。
最先端の研究者と対話し、研究の現場を体感したこの機会は、生徒たちが科学の面白さと深さをじかに実感できた貴重な一日となりました。
藤原 寛太郎: https://ircn.jp/mission/people/kantaro_fujiwara
認知発達ロボティクス研究室(長井研究室): https://developmental-robotics.jp/
ヒューマンfMRIコア:https://core.ircn.jp/humanfmri-core/
イメージングコア: https://core.ircn.jp/imaging-core/


