日時: 2018年10月12日 10:00-11:00

場所: 医学部教育研究棟13階 IRCNセミナー室

登壇者: 中谷裕教 東京大学大学院総合文化研究科 進化認知科学研究センター 助教

事前登録制: こちらから登録してください

お問い合わせ先: international.ircn@gs.mail.u-tokyo.ac.jp


要旨:
小脳は熟練した運動制御に関わっている。運動学習の過程において、小脳は制御対象である身体に関する内部モデルを獲得する。内部モデルを用いることで、感覚信号を参照することなく素早く正確に運動制御を行うことができる。しかし、小脳の内部モデルを用いた制御は運動だけでなく、熟練した認知機能にも当てはまるのではないかと考える。例えば、熟練した認知機能は構造化された知識に基づいている。そのため、小脳が構造化された知識に関する内部モデルを獲得することができれば、運動制御と同様に熟練した認知機能に関与することができるはずである。この仮説を検証するために、ボードゲームの一つである将棋を用いて実験を行なっている。

詳細等はこちら(PDF)もしくは下記をご参照ください