私たちの社会は”小さくする技術”によって大きく発展しています。半導体の小型化によって私たちはスマートフォンを手にしています。
さらなるイノベーションを生み出す"小さくする技術"、『マイクロ化学チップ』が私たちのすぐそばまで来ています。髪の毛よりもはるかに細い、まさに極小の空間で液体を流す新しい技術です。

この極小の空間では、たとえば水や油を混ぜても油が浮いてこないといった、私たちが生きる空間のスケールでは考えられないことが起こります。もしそんな不思議な現象を逆手にとったら、どんな技術が生まれるのでしょうか。そしてその技術から、世界を変えるイノベーションは生まれるのでしょうか?

研究者が見ている小さな世界をのぞきながら、世界を変える技術の可能性を一緒に想像してみませんか?
清水久史特任助教が小さな世界にご案内いたします。

皆様のご参加をお待ちしております。

日時: 2019年1月19日 1)12:30-13:00 2)15:30-16:00 (同じ内容となります。)

会場: 日本科学未来館 5階 コ・スタジオ
            〒135-0064 東京都江東区 青海2-3-6
            • 新交通ゆりかもめ 「船の科学館駅」下車、徒歩約5分/「テレコムセンター駅」下車、徒歩約4分
            • 東京臨海高速鉄道りんかい線 「東京テレポート駅」下車、徒歩約15分

対象: 小学4年生以上

参加費: 入館料のみ

定員: 30名程度(定員を超えた場合は、立ち見でのご見学も可能です。)
              事前申し込みは不要です。直接会場にお越しください。

お問い合わせ: 03-3570-9151(日本科学未来館)

企画・ファシリテーション: 漆畑文哉科学コミュニケーター(日本科学未来館)

トークセッションの詳細につきましては下記の日本未来科学館のサイトをご参照くださいませ。
http://www.miraikan.jst.go.jp/event/1812181223736.html


研究者からのメッセージ
今、小さなマイクロチップの上に作られたミクロの空間がバイオや化学の研究者の目をくぎづけにしています。1000分の1ミリメートルにまで小さくなると、常識ではあり得ない面白い現象や、世界を変えてしまうかもしれない革新的技術が私たちを待ち構えているのです。今回のトークセッションを通じて、参加者と一緒にミクロの世界の素晴らしさを共有できることを楽しみにしています。


研究者プロフィール
清水久史 IRCN特任助教
1984年生まれ。兵庫県出身。
2007年東京大学工学部卒。2012年博士(工学)